【ダイバーシティ】コンテンツ共有会!2023 vol.1

もくじ

ダイバーシティ推進委員会で恒例となってきました、
コンテンツ共有会の様子を今回もざっくりダイジェストでお届けします。
2023年……?今は2024年だが?とお思いだと思います。去年やったやつのレポを出すのが遅くなりました。

コンテンツ共有会って何? という方向け説明はこちら

今回の題材は「ちょっと今から仕事やめてくる」という作品です。
あらすじはこんな感じ

第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海の同名ベストセラーを、福士蒼汰主演で映画化。
仕事のノルマが厳しく精神的に追い詰められていた隆は、疲労のあまり駅のホームで意識を失い電車に跳ねられそうになったところを、ある青年に助けられる。幼なじみのヤマモトと名乗るその青年に全く見覚えのない隆だったが、ヤマモトとの交流を通して徐々に明るさを取り戻し、仕事も順調に進むようになっていく。
ところがある日、ふとしたことからヤマモトについて調べた隆は、ヤマモトが3年前に自殺していたという信じがたい事実を知る。

映画.comより

中々衝撃のあらすじですが、一体どんなトークをしたのか、雰囲気感じていただければ幸いです。
以下、映画のネタバレが多分に含まれておりますので、気になる方はぜひ映画見てからブログを読んでみてください。

感想タイム

事前にあらすじとか一切見ないでみたんですけど、途中雲行きがと思ったらちゃんと生きてる人の話で安心しました

一瞬イマジナリーフレンドか幽霊的なのかと思いましたよね

主人公のいる職場のいやーーな空気感とかすごいリアルで、見てて胃が痛くなりました。
主人公が追い詰められてとる選択も、理解者が出来たと思ってもまだ根本的に解決してないのとかもリアルだなーと。
あと描き方よかったなと思ったのが、実家に帰って親にいろいろ話を聞いたときに、親も同じ選択を仕掛けたって話があって。
こういう映画で、理解して諭して救ってくれるだけじゃなくて、親も同じように悩むし弱い部分もある人間なんだよって描き方がされてたのがよかったと思います

同じく、パワハラ描写すごくておお……となりました。
主人公の味方として現れてくれたキャラが、ほんと突然出てきたし、強引なのに不思議と嫌な感じのしない距離感で、印象深いです。
親の立場として見ると、作中で主人公の荒れてる感じにうっすら気付きつつ、あんま過干渉になってもと独立した子どもへの絡み方の塩梅が難しそうで、ああいう時どうしたらいいのかなあとか思いました。

映画で主人公がいたのはいわゆるブラック企業でしたが、いろんなタイプがあると思うんですよね。
今回みたいなパワハラ上司がいて周りにも相談できない追い込まれてしまうパターンと、逆に求める水準が高すぎて、度が過ぎた残業とか自己研鑽を求められて「皆やっているから当たり前」みたいなところも多分あると思うんですよね。
そういうところでは映画で描かれていたのとはまた違う難しさがありそうだなと思いました
あと、今回はヤマモトというキャラが主人公の前に突然現れて仲良くなって救いになってくれたわけですが、
ヤマモトが自分にいきなり声をかけてくれた動機を「もしかしてゲイ?」という風に疑うかたちで理解しようとしていて、他者への関心のきっかけとしてそれがまず出てくるというのには考えさせられました。

そういう感情以外でいきなり人に声かけてくるのが主人公には想像しにくかったんだろうなと。
昨今詐欺とかそういう意味で怪しい人も多いので難しいですが、善意の交流みたいな方向で、人と交流が生まれにくいのが難しい世の中ですよね

自分にできることはあるか

仕事に限らずだと思うんですが、自分のいるコミュニティで映画みたいに誰かがターゲットとなって攻撃されてるみたいな環境に自分がもしいたらどうしたらいいんでしょうね。

理想で言えば、積極的にそれは良くないとはいうのは難しくても、話題をそらしたり、責められる人にフォロー入れたりで、まず叱責のムードを止められたらなと思います。
この想像の時点で、強く諌めるを選べない自分がちょっと情けなくもありつつ

でもそれは自分に回ってくるリスクもあるし、そこで行動できないことを「間違ってる」と非難するのも違うと思うんですよね。
ただその場で直接何か声を上げるのは難しくても、少なくともちゃんと裏で状況を確認して、2人の場で何かフォローするとかはしたいかなと思います。

第三者に相談と介入してもらえればいいんでしょうが、そういうハラスメント相談ができる第三者の目があれば、そもそもあそこまで堂々とパワハラも起きないといいなあと。

他所からの声で諌められるってありそうですよね。
まあでもそういう相談先が形骸化してる可能性はなくはないって言う問題も

よく聞くその形骸化というか、いやそりゃ相談できねえわみたいな理由は上司に伝えるときにその相談者が発覚しちゃうみたいなのがあるって聞きますよね。

言ったことがばれると相談はしづらいですよね

あとは、責められている人はどんどん追い詰められて視野が狭くなっている状況にあると思うので、例えば転職や休職をすすめるとか、「他にも道はあるよ」ってことを伝えられたらいいなと思います。
仕事でも人間関係でも向き不向きとか相性って絶対あると思うので

皆が今の状況で思い詰めてるから、その発想を持つのも難しそうでしたしね映画では。
一人が違う方向を向いたら、他の人も発想の転換ができるかも。

コミュニティって大事だ

今回の映画では、まさにさっき話したみたいな、友人からの言葉で主人公の視界が少し開けたりして好転しましたが。彼に出会うまでは主人公ってほんと職場と家の往復で、親からの連絡も拒否しかけてで。
そういう所から誰かと交流するのって大変ですよね。

さっき話した内容と同じになるのですが、親から、そういう様子が少しおかしいというか、アラート上げてるに近い状態の子どもに対して、タイミングや何ができるのかが悩ましいです
自分が干渉しすぎなのか、本当に危ない状態なのかって判断できるかどうか、、、

今回の映画はその辺が干渉し過ぎないタイプの交流だったんですが、結果危ない状態に気づくのが遅れちゃったのが難しいですよね。
さらに切ないのが、親が送ってくれた仕送りを腐らせてしまうってことを申し訳ないと主人公が若干思っているというのが……。

その罪悪感からに拒絶みたいな部分がちょっとありましたしね。

生活の中で、物理的に孤立しているのは、追い詰められていく大きな要因ですよね。
近場にいる交流を持っている会社以外の人がいない状態だったから

逃げ場がない状態というかね

今回主人公が自殺を二回試みそうになっていましたが、どっちもふとしたきっかけからでしたよね。
そういう些細なきっかけだから、逆に、ストッパーがあれば踏みとどまれるものでもあるって言い方もできるのかなと思います。
なので、身近に交流のある人を持つってことが大事で、歯止めになるのかなと思います

ダイバーシティ推進の相談窓口、どうだろう

さっきちょっと社内の相談窓口的な話もありましたけど。
幸いというか、イーガオは私はかなり風通しがよかったり、人と交流がしやすいタイプの会社かなと思ってるんですけど。
なんかその中でも例えば何か悩みを抱えたりしたときに、一応その相談していい場所があるんだよってことが皆に伝わるといいなと思って、ちょいちょい宣伝をしています

窓口じゃなくても、相談できる相手がすぐ近くにいるならいいんですけどね

これぐらいの人数規模だったら、そういった窓口に行くよりもっと身近なところで解決しちゃうのはありそうですよね。
我々のところに「相談来ないよね」っていうのを悩むというよりも「来なくてよかったね」って安心し切れるぐらい社内の風通しがいいというのが一番目目指す理想型かもしれないです。

確かにそうですね!

多分今はダイバーシティ委員会の窓口の知名度とか信頼感とかに我々が不安を持っている状態だから、「相談できていないのでは」という懸念がになっていると思うんですけど、
それぐらい風通しが良くなれば、安心だねって言えると思うんですよね。

そういう状態になれるように、私達に何ができるか考えていきたいですね


仕事という誰もが身近な題材を通して、自分達の事を省みたり、何ができるか考える
きっかけになる面白い作品でした。

ダイバーシティ推進委員会ではイーガオの皆がより働きやすくなるように日々いろんな活動をしています。
イーガオメンバーで、実はこれで困ってる、こういう事を知りたい、などありましたら、お気軽に
slackのダイバーシティ推進のチャンネルにお越しください!
では、読んでいただきありがとうございました!

関連する記事

もっと見る