夏だ!海だ!!サメだ!!!沼へようこそサメ映画9選

もくじ

みんな今すぐスーパーマンを観ろ。
初回が字幕だったので吹替で2回目行こうと思ったら、全く上映見つからなくて泣いてる藤田です。
でも鬼滅にはまたたくさん映画館を潤してほしいからそっちも頑張ってくれ。

ご機嫌なタイトルからお察しかと思われますが、今回のテーマは満を持してのサメ映画です!!!!
とは言えサメ映画と一口に言っても範囲がめちゃくちゃ広いです。
何を持ってサメ映画と呼ぶのかと聞かれたら、サメが出てくること、逆にいうとそれ以外の条件は揃わないくらい広いジャンルです。
そのサメがトウモロコシだろうがセサミストリート的なパペットだろうが幽霊だろうが頭がいっぱいあろうが立とうが、サメさえ出てればそれはサメ映画と言っていい、はず。(何ならサメが出ないサメ映画こと『ノー・シャーク』とかいう哲学的な作品すらある、サメ映画って何だろうマジで)
今回は何となく以下の3つのカテゴリに分けて紹介します。

  • サメを題材にした正統派パニックホラー映画系
  • いわゆる「サメ映画」としてみんながイメージする低予算だけどアイディアと勢いが光る楽しいB級映画系
  • B級超えてZ級!かーなーり癖つよな不思議な映画系

という3つのカテゴリでそれぞれ3本ずつ、計9本紹介行くぞ!!
この夏海に行く予定があって、いまあんまり海が怖くなりたくないなーという方は、最初のカテゴリだけ飛ばしてください。あとの二つはサメがあんまり海にいないので大丈夫。サメ映画のサメ、まともに海に出る方が少数派なんじゃないか。
今回はいつにもまして何言ってんだこいつ感が強い勢いとフィーリング任せの紹介になるのでご了承ください、サメ映画ってそういうもんだ。

正統派パニックホラー映画系

ジョーズ

言わずと知れたサメ映画の原点にして頂点。なんと今年公開50周年、50!!??いま見ても古さを感じさせない圧倒的に怖さと畏敬の念を抱かせてくる傑作です。実は作中でサメの登場時間はそんなに長くないんですが(5分くらい)そんなこと感じさせないくらいずっと存在感が大きくて、私は小さい頃この映画を見て本気で海に行きたくなくなりました。サメが出る事で客が減ることを恐れて周知をしない事で被害が広がるみたいな人々がそれぞれの立場的にとる行動が悪手に転んだり、逆に人間の知恵と科学でサメに立ち向かう的な熱い側面もあったり、サメの脅威を通して描かれる人間ドラマが魅力的な一作です。

ロスト・バケーション

思い出の海で海水浴を楽しんでいたら、サメに襲われ傷を負った上に一緒に遊んでいた人は先に帰ってしまうし何とか逃げ延びた先も陸からは程遠い岩場、血が流れているから海を泳いで移動もできない状態でサメに囲まれてという絶望感が強すぎる一作。ジョーズは人間サイドはあくまで陸にいる時間が長くてそっちで対策を練れたけど、今作は海という奴らのフィールドでサメに囲まれているから逃げ場がない絶望度合いが段違いです。あり物を駆使して知恵を絞ってサメに立ち向かう試行錯誤がアツい良作。

オープン・ウォーター

これも上述のロスト・バケーションと同じく、サメのいる海に取り残された系です。ダイビングツアーで行方不明者が発生した実話がモチーフとなっています。この映画もサメの姿が出るシーンはそんなに多くはないけど、明らかにそこにいて、そして人を食ったと明示するシーンはなくとも状況証拠でああこれは……と思わせてくるかなりゾッとさせてくる映画です。サメも怖いし、泳いでいる状態で取り残されて衰弱していく人の様子も本気で怖い。後味悪目なのでご注意を。

アイディアが光る!ザB級サメ映画

MEG ザ・モンスター

古代の巨大サメ、メガロドンと戦う海洋研究者たちのパワフルな一作。後述の作品たちと並べてB級サメ映画と呼ぶには金がかかってて画面もストーリーもちゃんとしてない?と思いつつ、そうはならんやろなパワー理論で勢いで押し切ってくる感じや、勢いがすごくて笑っちゃうような超理論アクションバトルシーンの数々に、明らかに魂にサメ映画のイズムを感じて入れちゃった。2作目の序盤は結構ちゃんとひりつかせてくるけど、サメに立ち向かうのが俺たちのジェイソン・ステイサムなので絶対負けないのが分かっているから怖くないし、何ならこれはやりすぎやろと思わせてくるすげえ作品。相手メガロドンだぞなんで人が戦えてるんだ生身で。

シャークネード

水害の竜巻に乗ってサメが溢れかえる洪水の街中を逃げ惑う人々と襲いくるサメ!と、2作目くらいまでは結構真面目に災害パニックホラーをやっています。2作目ってことはシリーズもの?と思うでしょう、なんと今シリーズ6作ある、嘘だろ。前述の通り序盤はわりとちゃんとしてるけど、段々サメを運ぶトルネードを止める攻撃を打ち込むために宇宙に行ったり、一度サメに負けた世界をやり直すためになんか魔法とかある感じの過去に飛んだり、SFファンタジーバトル路線に舵を切っていきます。でも最終作のラストシーンは悔しいけどちょっと泣いてしまった、ずっと分からん!となりつつ、アツい作品です。

温泉シャーク

熱海を舞台にした貴重な国産サメ映画!古代の海は熱かった->古代の海に環境が近い温泉の源泉には古代のサメが生き残っていた->だから源泉を通してホテルや旅館の温泉にサメが出るぜ!!!温泉に住んでるからガスも使えるしエラは温泉マークの形をしています、のパワフル論法が超気持ちいいパワー系サメ映画です。やたらとキャラ濃い海洋生物学者ネキとポンコツだけどアツいハートがある2世政治家ニキと素手でサメを殴るマッチョのパーティで、サメ退治にいざ海へ!トンチキワードが並んでますが、ストーリーは(サメ映画比)かなりちゃんと起承転結もアツい山場もあって、見やすいし楽しい傑作です。現在続編制作中!次は九州大決戦だ!

これが楽しめたら一皮剥ける、癖つよZ級

シャークトパス

人喰い鮫と巨大タコの細胞を合体させて作った生物兵器だから、シャークトパス。何言ってんだ???シリーズ三作あって、二作目はVSプテラクーダ(翼竜のプテラノドンとバラクーダという魚を合体させた軍の生物兵器)、三作目はVS狼鯨(シャチと狼の遺伝子を組み込んだ元は人間の合体生物)です。ずっと何言ってんだ。人を襲うサメの恐怖というよりは、改造生物の悲哀みたいな不思議な味わいが強いシュールな作品です。シャークトパスは人間に牙を剥けるモンスターだけど、続編ではより強い敵が出てくるのでそいつにぶつけるために苦肉の策でシャークトパスに頼るみたいな、バケモンにはバケモンをぶつけんだよ理論(by貞子VS伽椰子)が怪獣映画っぽくて楽しいシリーズ。

BAD CGI SHARKS 電脳鮫

チープなCGのサメが画面から出てきて人を襲う!サメ映画のお約束を逆手に取りまくったメタネタ、視聴者に話しかけてくるメタ発言に溢れた映画なので、サメ映画なりホラー映画なり何作か見てからの方が楽しいかも。画面作りや芝居がチープでB級というにもうーーーんという部分はありつつも、不思議とサメ映画というジャンルや映画制作者、何なら全てのクリエイターへの愛と感謝と激励に溢れていて、なんかめっちゃ元気になります。あとキャラがすごくいい。私はめちゃくちゃ好きこの映画、創作をしたくなる。

ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦

これぞZ級!と叫びたくなる、極厚オブラートに包んでも一作目前半がまーーーーじで長く感じるしツッコミどころ……いやツッコミすらこうやりづらい微妙さというか、さあ!!と叫びたくなる映画なんですが、人間サイドがやられて霊体になった結果、ウイジャ盤(コックリさん的なやつ)で召喚してしまった思念体のサメとバトルが始まる辺りから一気にギアが入ってきます。二作目はちょっとした特撮を頑張ろうとしたり急にミュージカルパートが入ったり、なんか色々しようとしてる小賢しさすらなんか愛しくなる変だけど楽しい映画です。みんなで真似しようミスティックシールド。


そんな感じで、映画9本の紹介でした。
なお、社内のメンバーにおかれましてはこんなテーマの映画が知りたい!などなどリクエストもいつでも募集中ですので、リクエストありましたらslackの雑談チャンネルなどでお気軽にお声がけくださいませ。
ここまで読んでくださってありがとうございました!