にわか映画ソムリエが選ぶアクション映画おすすめ20選

もくじ

初めてブログ書かせていただきます。八月入社の藤田です。

映画が好きなので、今回は特に私の好きなアクションを扱う映画にフォーカスを当てていくつかご紹介できればと思います。

一口にアクション映画と言っても、様々なジャンルがあります。ホラーだってファンタジーだってSFだって、広義で言えばアクション映画とも言えるでしょう。今回私が紹介するのは、ざっくりアクション要素のある色々な映画だと思っていただけると嬉しいです。

さて、映画の紹介を始める前に、今回私がどういう観点でご紹介するか簡単に説明しようと思います。

評判が良かったり人から勧められて、映画を観たは良いけどなんか期待していたものと違うという経験があったりしないでしょうか?

私もかなり趣味の似た映画好きな友達と、同じ映画を観てもなんとなく感想の温度感が違ったりしてお互い不思議に思ったりもしたものです。

そこで、アクションの中でも更に細分化して評価軸を持つ事で、自分の好みも明確になり人に作品を勧める際のヒアリングもやりやすくなりました。

私がアクション要素のある映画を観る時になんとなく気にしているのは以下の点です。

  • 少VS少

少人数同士での戦いか。バットマン系とか

  • 少VS多

少人数で多数の敵を倒す無双系。ジョン・ウィックシリーズとか

  • 多VS多

大人数同士の大きい勢力のぶつかり合い。クローズとか

  • 多VS少

みんなで協力して強大な敵に立ち向かうタイプ。パワーレンジャーとか

  • 物理

魔法みたいな特殊能力がなければ武器を使う物も含んでます。マッドマックスとか

  • 異能力

いわゆる超能力とか魔法とか、特殊な力が関係してくるタイプの戦闘。ハリポタ系とか

ちなみに私は、大人数がぶつかり合う乱戦があって、かつその中での個々の対戦カードが熱い群像劇のようなアクションを描く作品が好きです。そして激しい肉弾戦があればなおよし。という好みを洗い出した事で、より自分好みの作品を見つけやすくなりました。そういうのでおすすめあったら教えてください。

今回は色々なタイプの映画を、先ほどの観点で星マックス五つで表したものを並べてみました。皆さんのより良い映画ライフと素敵な作品への出会いの手助けができたら嬉しいです。

映画のコメントには軽いネタバレが含まれている事があります。また、完全に個人の感想なので、あまり当てにせずピンと来たものがあったら是非ご覧になってみてください!

映画紹介

HiGH&LOW THE WORST

  • 少VS少 ☆☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆
  • 物理  ☆☆☆☆☆
  • 異能力

ハイローってあのEXILEが自分とこのタレント使ったヤンキー映画でしょ?と侮るなかれ。本場香港でドニー・イェンなんかを撮ってきたアクション監督が付いている超一流アクション映画です。ダンスが出来る人はそりゃ身体の使い方が上手いんですよ殺陣だって広義で言えばダンスだと私は思っています。とにかく熱くかっこいい画面作りと確かな殺陣をつける技術がずば抜けていて、空間の使い方が本当に素晴らしく文字通り縦横無尽に描かれる大乱闘は圧巻です。個々のキャラがきっちり演出された十人十色の殺陣と大人数をぶつける見せ方が抜群に上手い。私は映画館で12回観ました。カーチェイスとかバイクアクションが好きな方は日本初のカーアクションとかバシバシ取り入れた「HiGH&LOW THE MOVIE2」をどうぞ。

アベンジャーズ エンドゲーム

  • 少VS少 ☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆☆☆
  • 物理 ☆☆☆
  • 異能力 ☆☆☆☆

言わずと知れたマーベル・シネマティック・ユニバース一つの世代の幕引き作品です。関連作品見ていなくても熱さは伝わるけど、一つ観るごとに面白さが倍々になっていくので、いつかは全部観てから観て欲しい作品。多様な戦闘シーンと団体戦の見せ方がめちゃくちゃ上手くて、台詞にない部分のちょっとした共闘だったり同じ画面にいる時の動きでキャラを関係性を見せてくるのがたまらないです。掛け値なしに名作。ぜひ吹き替えでもどうぞ。

ホットファズ -俺たちスーパーポリスメン!

  • 少VS少 ☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

どこか様子のおかしい町人達相手にこれまたちょっとおかしい警官達が立ち向かい町ぐるみの大乱闘になる話。全体的に、褒め言葉としてめちゃくちゃ頭が悪い良作です。不謹慎スタイリッシュ枠というか、結構容赦ないしやってる事アレなんだけどバトルが熱いし面白い!ってなる不思議な作品。何も考えないで見られる楽しい映画です。

バーフバリ2 王の凱旋

  • 少VS少 ☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力 ☆

普通のインド映画なら踊るところを全部アクションシーンにした超スケール大乱闘映画。全アクションシーンが普通に想像するところの五倍のスケールというか、全ページ見開きどん!!なワンピースというか。とにかく全てにおいてスケールが大きい。テーマ曲が頭から離れなくなります。ジャイマヒシュマティ、王を讃えよ。

仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション

  • 少VS少 ☆☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆
  • 物理 ☆☆☆
  • 異能力 ☆☆

令和仮面ライダー一発目の映画。管理された社会とレジスタンスの戦いが一本軸にあるのですが、そこのレジスタンスの書き方、避難生活の書き方が妙にリアルで気合が入っています。アクションシーンへの熱意が頭ひとつ抜けた作品で、同時変身などライダー的な熱いシーンもさる事ながら、普通のアクション映画としても楽しめる撮り方をしています。

仮面ライダー 平成ジェネレーションズforever

  • 少VS少 ☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆☆
  • 物理 ☆☆☆
  • 異能力 ☆☆

平成仮面ライダー総括映画。一度でも仮面ライダーを好きだった事がある人は絶対観て損はさせません。歴代ライダー達が出てくる戦闘シーンで、戦闘スタイルや性質から共闘させたり、全員のライダーキックで畳み掛けるシーンは思わず立ち上がりたくなるほど。話のメッセージもとても良くて、信じたいものを信じる事の後押しをしてくれる素敵な映画です。

デッドプール

  • 少VS少 ☆☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆
  • 多VS少 ☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力 ☆

マーベル界における銀魂枠。出てくる人間の8割型どうしようもないし、ガシガシ画面の向こうの視聴者に喋りかけてくる。良い意味で偏差値超低くて楽しい。下ネタもエロシーンもグロも容赦ないから観る場所には気をつけて。アクションシーンはやる事ばかばかしいこともあるけど、基本めちゃくちゃスタイリッシュで立体起動装置つけてるみたいな華麗なアクションも見せてくれる。観てると元気になります。

エクストリーム・ジョブ

  • 少VS少 ☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆
  • 多VS少 ☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

麻薬捜査班が怪しい組織張り込みのためにそこのアジトの向かいの廃業するチキン屋の敷地を買ったら客が来るから、仕方なくチキン出してたら大成功してフランチャイズ展開とか店舗経営を頑張る話。アクションシーンは終盤がっつりで全体的に量は多くないんですが、話の面白さと最終戦の爽快感でおすすめです。

キングスマン

  • 少VS少 ☆☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆
  • 多VS少 ☆☆☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

皆大好き闘う英国紳士の物語。スタイリッシュに結構スプラッタ。わりと容赦ない血しぶき飛びまくる戦闘シーンにめちゃくちゃイカした音楽をかけてバンバン音ハメキメてきます。メンインブラックとかみたいな、ちょっと洒落たお助けグッズがたくさん出てくるので、傘とかボールペンとかスーツとか、そういうアイテムにアガる人にもおすすめです。

アイアムアヒーロー

  • 少VS少 ☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

大泉洋がゾンビを倒す話。邦画ゾンビ映画では最高傑作クラス、そして漫画原作映画の中でもかなりの出来を誇る名作です。出てくるフィールドだったり挙動だったり、しっかりゾンビ映画のセオリーをなぞりつつ、アクションシーンやパワーバランスをシビアに描き切っていて真剣に物語に入り込めます。大量のゾンビに単騎挑む最終決戦は圧巻です。

悪女

  • 少VS少 ☆☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆
  • 多VS少 ☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

裏の世界で生きる女性の成り立ちと復讐の物語。冒頭十分近くワンカットで取られる主人公無双のアクションシーンだけでも一度は観て欲しい。裏社会とかヤクザとか怪しい施設や組織を描かせたら韓国映画は天下一品です。韓国映画はそれ以外の分野でも圧倒的高水準ですが、本当に映画偏差値が高い。

神と共に 第2章:因と縁

  • 少VS少 ☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆
  • 多VS少 ☆☆☆
  • 物理 ☆☆☆
  • 異能力 ☆☆

死んだ人が冥府で閻魔様に裁かれる時に一緒についてく弁護人がいて、とある死者が弁護人と共に地獄めぐりをしながら死や家族にまつわる謎、そして弁護人である使者の生前の謎なんかが紐解かれていく物語です。ビジュアル面やキャラ付け、設定がアニメチックで華やかでかっこいい!アクションもド派手で多方面の対戦カードが切られているので飽きずに楽しめます。

バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート

  • 少VS少 ☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆
  • 多VS多 ☆
  • 多VS少 ☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

付き合った男が殺し屋だった!?という異色のラブコメなんですが、これの更に異色なのが段々女の子の方も殺しの才能が開花しちゃうというところ。最終的に二人で無双するシーンはとにかく爽快です。殺しの才能が片鱗見せてもキャラが変にこれってどうなのと悩んだりせずに、あっさりと自分の力で敵を倒していく姿が潔くて、パーティ映画としてさくっと楽しむのにちょうど良いです。

カンフーハッスル

  • 少VS少 ☆☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆
  • 多VS少 ☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力 ☆

言わずと知れた少林拳法アクション大スターのチャウ・シンチーの傑作。少林サッカーはご覧になった事のある方も多いのではないでしょうか。チンピラが人の縁に触れ立ち上がり力をつけて巨悪に立ち向かう、ド王道なストーリーで、それが心地よい。アクションシーンの堅実さ華やかさに目が行きがちだしそこも素晴らしいのですが、個人的にこの映画の大好きなポイントが色彩バランスが本当に美しいです。勢力ごとに当てる衣装の色彩とか夜の描き方とか。話もアクションも全てにおいて高水準にまとまっていて、何度見ても安定して楽しめる傑作だと思います。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

  • 少VS少 ☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆
  • 物理 ☆☆
  • 異能力 ☆☆☆☆

ティム・バートン監督が送る極上の異能力バトルものです。少年少女が自身の特殊能力を使って怪異的な敵組織に立ち向かう構図は鉄板少年漫画の風情で安心して楽しめます。強くて賢くて美しいお姉さまがサポートにいるのも高得点。アクションのフィールドもティム・バートンらしくキッチュに楽しく仕上がっています。ストレートに良作。

ドクター・スリープ

  • 少VS少 ☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆
  • 多VS少 ☆☆☆
  • 物理 ☆☆☆
  • 異能力 ☆☆☆

シャイニングの続編て事はホラーでしょ怖いんでしょ、と避けてきた方にこそ観て欲しい。シャイニングは人の狂気とか静謐な怖さのあるホラーでしたが、今作はバチバチの異能力バトルものになっているので、ホラー苦手な方でも楽しめます。例のホテルがトラップカードのように発動され畳み掛けるシーンは必見。ビジュアル面も性質もキャラ立ちがはっきりしているので、アニメや漫画が好きな方にもおすすめです。

高慢と偏見とゾンビ

  • 少VS少 ☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

不朽の名作『高慢と偏見』になぜかゾンビをぶち込んだ怪作。良家の子女の教養としてゾンビ対策の武術修行とかが当たり前に行われている世界で、身分高そうな叔母様方が「あら貴方の娘さん武術の修行はどちらで?」みたいな会話をしているシュールさがじわじわきます。ツッコミどころは満載ですが、アクション面は見所たくさんで、ドレスの下からサーベルを抜きゾンビの群れを薙ぎ払い進むレディ達みたいな熱い場面が盛り沢山です!

トリプルX:再起動

  • 少VS少 ☆☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆
  • 多VS少 ☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

ヴィン・ディーゼルVSドニー・イェンの対戦カードでもう楽しくないわけがない。とにかくスケールが大きいしアクションド派手にスタイリッシュでアガるしテンポよく爽快感のある物語なので、とにかく頭空っぽにして元気になりたい時に観たいおすすめの映画です。特にそういう設定はないはずですが、登場人物の戦闘力がなんかもう皆スーパーサイヤ人クラスに化け物。

ドクター・ストレンジ

  • 少VS少 ☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆
  • 多VS多 ☆
  • 多VS少 ☆
  • 物理 ☆☆☆
  • 異能力 ☆☆☆☆☆

魔術師の魔法バトルだと思うじゃないですか。勿論それはそうなんですが、魔法を使ってフィールドやアイテムを生成して、拳で闘うパターンが多くって意外と物理バトルを楽しみに観ても満足できる作品です。どうしてベネディクト・カンバーバッチはこんなに傲慢で繊細で孤独な天才が上手いんだ。

忍びの国

  • 少VS少 ☆☆☆☆☆
  • 少VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS多 ☆☆☆☆
  • 多VS少 ☆☆
  • 物理 ☆☆☆☆☆
  • 異能力

大人数での大乱闘、タイマン、アクションのバリエーションや見せ方が多様で、スケールが大きくて観ていて気持ちがいい映画です。話的にもどこに視点を置くかで見え方がかなり変わってくる、各々に正義や想いがある映画で面白いです。泥臭くてシビアで熱くてちょっと切ない名作だと思います。

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